Girls ☆ Best Life
韓英恵というメジャーではないが実力派の女優がいる。 去る16日の日曜日、ブラウザを立ち上げるのと同時に表示されるネット検索ページの急上昇ワードの中に彼女の名前を見つけ、世間ではマイナーなだけに「彼女に何があったのか」と不安に駆られた。 そこで早速彼女の名前をクリックしてみるとフジテレビでその日に放送された『ハナエゆれる~ある家族のゆくえ~』と題したドキュメント番組が話題になっていることが分かった。 その内容はと言えば、韓国人の父と日本人の母との間に生まれた彼女が22歳を前にして日本の法律上そのどちらかの国の国籍を選択しなければならない状況の中でどういった結論を出すのかといったものだった。 その翌日、番組を見逃してしまった私は動画サイトで日韓両国のはざ間で揺れ動く彼女の姿を見たのだが、その苦悩の深さは正直に言ってあまり伝わってこなかった。 だが、これは彼女自身に責任があるのではなく、むしろ制作サイドに問題があるように私には思えてならない。 日本と韓国との間に横たわる昨今の歴史認識のズレを真正面から捉えることを回避し、下手をすれば反日とも嫌韓とも受け取られかねない番組として批判されることを恐れた非常にニュートラルな編集姿勢がそこには見え隠れしているのだ。 奇しくもその日は東京の新宿で嫌韓デモが行われ乱闘騒ぎにまで発展した。 私は何故彼らは「共生」の道を選ぶことが出来ないのかと昨今の一連のこうした排他的な動きを非常に危惧している。 韓英恵の抱えた(語弊はあるが)格別な素材を折角の機会に活かし切れずに曖昧なものにしてしまったフジテレビには残念の一言では言い尽くせない空虚感を抱くのは果たして私ひとりだけであろうか。 この番組を見た人たちの感想まとめブログ■韓英恵のニュースや話題から: とっさのスピーチネタ |
POLTERGEIST
だんだんと怪談の季節が近づいてきたせいか昔見た映画『ポルターガイスト』が無性に見たくてたまらない。 だが、この三部作にはある因縁が付きまとっているのを今や知らない人は少なくないだろう。 それを私が語るのも野暮だと思い、映画については詳しいチロルさんにそのバトンを渡すことにした。 それでは、彼の語り口に耳を傾けてみたい。 ■映画以上の怪死が続いたホラー・ヒット作「ポルターガイスト」の呪い■ |
青春のいじわる
先頃、発売されたコミック『惡の華』第8巻を読み終えた。 それにしてもアニメ&コミックともにこれほどまでに感情移入することは私としては珍しい。 第8巻の終盤であの夏祭りから数年の時が経ち、高校生となった春日君と佐伯さんとが偶然にもクリスマスムード一色の街中で再会したことをきっかけにふたりで食事をするシーンがある。 そこで佐伯さんの「うそつき。あのコ(常磐さん)も不幸にするの?仲村さんの代わりになぐさめる道具にして、めんどうくさくなったら捨てるんでしょ?卑怯だね」と自分の責任から逃避し人任せにするいつまでも変わらない春日君を喝破する台詞にはつくづく身につまされた。 思春期にやり残したツケはその後の人生のドコかで必ず払わせられるものなのだと。 |
Physical Beauty Like Yukio Mishima
私は中学生の頃あるコンプレックスを持っていた。 体育祭に向けた棒倒しだったかの競技の練習の度に素足に短パンそして上半身は裸といった姿にさせられたものだ。 同級生の多くは男性的な体つきの片鱗を見せ始めた中で私だけが幼児体型であることが女子の視線も意識したまらなく恥ずかしかったのを覚えている。 そんな少年が中年となり益々ポッコリお腹に拍車が掛かってしまったのである。 折も折、たまたまつけたテレビの通販番組で「パーフェクトシットアップ」という商品が私の目に飛び込んできた。 これまでそのテの運動器具のCMを見るにつけ気にはなったものの「どうせインチキだろ」と鼻で笑っていたのも正直な気持ちだ。 問題なのはその値段とウエスト何cm減といった効果が本当か否かだ。 私の収入からすれば決して安い買いものではないが、比較的お手頃だと言える。 CMにもそれなりの説得力がある。 ましてや毎日のトレーニングがたったの60秒というのも(夢のようだが)怠け者の私にとっては魅力的だ。 これには迷いに迷ってしまった。 円高のご時世とは言え、アメリカ生まれのこの「パーフェクトシットアップ」をAmazon(u.s.a)で見てみると、送料を含めても日本の半値で買えることが分かった。 「うーん、どうしよう」と煩悩の絶えない日々が当分続きそうだ。 |
ANDROID No.16
アニメのフィギュアなどをリペイント(再塗装)してはヤフオク!に出品している岩崎さんという人がいる。 同じリペイントでもアニメに忠実に再現するタイプとその人独自の視点から少々荒っぽいが非常に重量感のある仕上げをするタイプの二種類に分けられる。 岩崎さんの場合は後者に属する。 私はそこが気に入り、アニメ『ドラゴンボールZ』のセルゲーム篇に登場する人造人間16号を彼に依頼した(勿論、タダではない)。 リペイント前と後との写真を見比べるとその見事な出来栄えに驚かされる。 ▼Before▼ ▼After▼ 岩崎さんのHP■夢工房 英雄.com |
Munch From Fukushima
待ちに待った「起き上がりムンク」がようやく届いた(私の場合、黒の大と小)。
とてもキモかわいい起き上がり小法師だ。 改めて自身のブログのカテゴリーを見てみると如何に私が縁起物に依存しているのかが分かる。 果たして私はこの「起き上がりムンク」にあやかり失恋の痛手から立ち直ることが出来るだろうか。 |
Mishima Cut
私にはここ数年間の自分を撮った写真がない。 わざわざ自分の顔写真を撮るようなナルシストでもないが、三島由紀夫カット(丸刈り)に散髪もしサッパリとしたことだから写真でも撮ろうかと重い腰を上げてみることにした。 断っておくが、髪を切ったのは失恋のためではない。 私はこの“Mishima Cut”と勝手に名付けた髪型を昔からこよなく気に入っている。 サラリーマンをしていた時分は(オウム真理教事件のせいもあり)営業という立場上差し障りのないようにツーブロックにしていた。 私が小中高の頃は丸刈りと言えば軍国主義の象徴(右翼)だとか野球部の部員だとかが定番だった。 今や丸刈りもファッションのひとつとなっている。 時代が変われば価値観も変わる。 そんなご時世に私たちは生きている。 |